緩和医療学・臨床死生学研究室のブログ

早稲田大学大学院 人間科学研究科 緩和医療学・臨床死生学研究室のブログです。院生が更新しています。

いまを生きるための集い「カフェ・カルペディエム」開催

今年度からの試み「カフェ カルペ・ディエム」について紹介します。

 

「カフェ カルペ・ディエム」は、日常生活のなかで感じることはあっても、口に出して話すことや考えることが難しい死生にまつわる様々なテーマについて、お茶を飲みながら気軽に意見を述べ合うことで、いまを生きるための何かを得ようとする集いの場です。

 

詳細は下のリンクよりご参照ください。

cafecarpediem.hatenablog.jp

 

 

そんな「カフェ カルペ・ディエム」。

先日第一回が開催されましたので,簡単に報告します。

 

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今回は,さいたま市にある新都心ホームケアクリニックさんのスペースをお借りしました。

 

今回のキーノートスピーカー(会の冒頭で話題や情報提供をしてくださる方)は小野先生。

「障害を持って地域で生きることと安楽死の主張をめぐって」がテーマでした。

 

 

その後は,各テーブルで,スピーチテーマに関連したお話に移ります。

ディスカッションではなく,お茶を飲みながら話したい人が自由に話していくスタイルです。

 

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何か話したいと思った時は,置いてあるぬいぐるみを持ちます。

これにより,今誰に発言権があるかが視認できるという仕組みです。

 

間が空いても大丈夫。

焦らず自分のペースでお話していただくことができます。

 

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先生もあくまで参加者の一人。

フラットな立場でざっくばらんにお話いただきました。

 

 

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・ご自身の体験

・家族や友人を見て感じたこと

・勉強して知ったこと

・臨床現場で得たこと

・今その場で思ったこと

 

 

色々なお話が出てくるのが,カフェ形式の良い所だと思います。

また,”発言が強制されない場”という点は,なかなか自分の意見を出すのが苦手な方にも優しい空間ではないかなと感じました。

 

実際,一つのテーブルではテーマと全く関係ない話に終始する場面もありました笑。

それもまた,カフェの醍醐味ではないかと思います。

 

 

そんな「カフェ カルペ・ディエム」は,奇数月の第4日曜日に開催予定です。

(2019年9月現在)

 

第2回についての簡単な概要は,以下の通りです。

第2回「カフェ カルペ・ディエム」ーいまを生きるための集いー

日時:2019年9月29日(日)14:00-16:30(所要時間:2時間30分)

 

場所:新都心ホームケアクリニック

(地図・交通案内)新都心ホームケアクリニック さいたま市中央区上落合,北与野駅 内科,緩和ケア内科,外科,腫瘍内科,がん心療内科 地図、交通案内

 

キーノートスピーカー:早稲田大学大学院 人間科学研究科 緩和医療学・臨床死生学研究室 梅野華乃子

 

テーマ:「自己犠牲(自分のいのちを誰かの為に使うこと)について―『銀河鉄道の夜』蠍の火を題材に―」

 

定員:先着順8名様

※満席になり次第、お申し込みを締め切らせていただきます。

 

会費:500円(飲み物+お菓子、資料代)

※途中退出も可能ですが、その場合でも会費全額を申し受けます。

 

詳細は下のリンク先からご参照ください。

cafecarpediem.hatenablog.jp

 

 

どなたでもご参加いただけます◎